慰謝料請求を無視する方法はあるのでしょうか

裁判が始まるまでは無視しても大丈夫、でもそれが有利とは限らない

 
あなたが配偶者のいる人と不倫をしたとして、不倫相手の配偶者から慰謝料請求された場合、どのように対応したらよいのでしょうか。

ここでは慰謝料請求の裁判前と裁判中、裁判後の3つのシーンに分けてご説明したいと思います。

まずは裁判前ですが、この段階では相手方の代理人となる弁護士から、慰謝料として○○万円を支払ってくれという内容証明郵便が届くことになると思います。

この通知には強制力がありませんので、無視をしても、それだけで法的に不利益を受けることはありません。

もちろん、無視した場合には相手方は慰謝料請求訴訟を視野に入れてくると思いますので、まったく身に覚えがない場合や相手の要求まるまるは飲めないけど、少しなら慰謝料を払う用意があるといった場合には、弁護士に相談をして、相手方の弁護士と交渉をしてもらうのが良いでしょう。

うまく話がまとまれば、長期間の裁判にわずらわされることもありません。
 
 

裁判が始まってからは絶対に無視をしてはいけない!

 
相手方が正式に裁判所に慰謝料請求訴訟を提起すると、あなたのもとに「訴状」と「第1回口頭弁論期日呼出状」が届きます。

これを無視しても良いのでしょうか?結論から言うと、これを無視してはいけません。

すぐに弁護士に相談をして「答弁書」を作成してもらいましょう。

きちんとした答弁書を裁判所に提出すれば、第1回口頭弁論期日にあなたやあなたの代理人の弁護士が裁判所に出頭しなくても、慰謝料請求訴訟は継続していきます。

答弁書も出さず、第1回口頭弁論期日に、あなたも弁護士もだれも出頭しなかった場合はどうなるのでしょうか。

実はこの場合、あなたが相手方の言い分を全面的に認めたものとして、裁判所は相手方の慰謝料請求をまるまる認める判決を出す場合があります。裁判所の呼び出しはけっして無視してはいけません。
 
 

裁判が和解成立で終わった場合、毎月の支払いは無視できる?

 
最後に、裁判が終了した後の段階について見ていきます。

多くの場合、慰謝料請求訴訟は和解で終わることが多いので、和解を前提にご説明します。

裁判が和解で終了した場合、あなたが相手方に対して慰謝料総額○○万円を毎月○万円ずつ支払うという和解条項が「和解調書」に盛り込まれます。

この定めに従って分割払いをしていくわけですが、これを無視して毎月の分割金を支払わなかった場合はどうなるのでしょうか。

この場合、和解条項に「あなたが分割金の支払いを怠った場合には残額を一括で支払う」という条項があることがほとんどですから、あなたは分割払いの利益を失い、残りの慰謝料を一括で支払わなければならなくなります。

そんなことは無理だとこれをさらに無視していると、相手方は和解調書を根拠として強制執行を申し立てることが可能となります。

あなたの銀行口座や給料は差し押さえられ、会社にもあなたが強制執行を受けたことがわかってしまいますから、裁判が無事和解に終わった場合は毎月の支払いを怠らないように注意しましょう。
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