モラハラ加害者・モラハラ状況を知る
モラハラ被害を減らすためには、モラハラ加害者・ モラハラ状況について知ることが有効です。
私は、これまで250件以上のモラハラ案件を受任し、 被害者の代理人となって実際にモラハラ加害者と対峙してきました 。
その過程で、 モラハラ加害者が普通の人とまったく違う行動パターン・ 思考パターンをしていることがわかりました。
その思考パターンはまったく合理的とは言えないため、 普通の人が合理的に推測しようとしても難しいです(そのため、 配偶者にもモラハラ加害者の行動が予測できません)。
ただ、合理的な推測は難しいとはいっても、モラハラ加害者は、 同じような状況で、同じように反応して行動することが多いです。
250人以上ものモラハラ加害者と実際に対峙していれば、 モラハラ加害者の具体的な行動についての事例を多数集めることが できます。
それを分析することで、 モラハラ加害者の思考パターンを知ることができ、 行動パターンを予測できるようになります。
例えば、モラハラ被害者の予想とは異なり、 モラハラ加害者が別居後は攻撃してこないのはなぜか、 といった行動パターンについてですが、これは、 同居中に攻撃してくる原因が、被害者が悪いことをしたとか、 被害者が憎いといった理由ではないからと説明することができます 。
このような、 250件以上のモラハラ案件を通じて得たモラハラ加害者・ モラハラ状況への理解は、 まだ離婚しない状態でモラハラ被害を減らすことにも役立つはずで す。
それについて、次のページにまとめてありますので、 ご覧ください。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。
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