加害者は、目の前に自分が気持ちよくなれる状況=相手を攻撃してよい状況があると、それに飛びつかずにはいられない
モラハラする人は、配偶者を攻撃する時、脳の中の快感に関係する領域が活性化してると考えられます。
だから、同じことを繰り返すのです。
やめられないのです。
依存性があるという意味で、薬物やアルコールに似てると言ってよいと思います。
ここからわかることは、被害者はどんなに気をつけていても、被害に遭うということです。
加害者は、目の前に被害者がいるだけで、攻撃欲求が生じてしまうということです。
ちょっとした言葉や行動を捉えてとがめられ、責められる危険性は、常にある、ということです。
被害者が反撃したことにより、加害者が反省して気をつけていたとしても、アルコール依存症が自分の意思ではどうにもならないのと同様に、加害者は、目の前に自分が気持ちよくなれる状況=相手を攻撃してよい状況があると、それに飛びつかずにはいられない、ということです。
さらには、相手が悪いことをしていないのに、そういった脳のメカニズムで攻撃してることから、攻撃してるという自覚も、相手を苦しめているという自覚も、薄い人が多いです。
このように、自覚なく攻撃して苦しめ、それを繰り返すわけですから、やられてる方はたまったものではありません。
離婚を決意して別居した後も、加害者は、自分が配偶者を苦しめていた自覚を持たないことが多いです。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
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