妻が納得する金額の自宅評価額で合意し,離婚調停が成立した事例(令和7年6月)
性別 | 年齢 | 相手年齢 | 職業 | 相手職業 |
---|---|---|---|---|
女性 | 40代 | 40代 | 給与所得者 (会社員・公務員・パート・アルバイト等) |
法人経営者 (会社社長・開業医等)・自営業者 |
離婚請求 | 同居中か別居中か | 原因 | 未成年の子ども | 手続き |
---|---|---|---|---|
求めた | 同居中 | モラルハラスメント・暴言 | あり | 調停 |
争点 |
■相手が離婚に応じない |
事案
相談者は、結婚してすぐに始まった夫のモラハラ、具体的には、すぐに大声を出すといった行動に耐えていましたが、子どもがある程度大きくなった時期に、離婚を進めるために別居しました。
ところが夫は、離婚の話を進めようとしなかったため、別居から長期間が経っていました。 そこで、相談者は、離婚を進めるために当事務所に依頼しました。
解決
妻が納得する金額の自宅評価額で合意し,離婚調停が成立しました。
財産分与 | |
---|---|
弁護士介入前 | 夫が自分の取得した査定書の金額に強く固執 |
弁護士介入後 |
妻が納得する自宅の評価額で合意 |
弁護士の視点
本件では、長期の別居期間が過ぎており、妻が弁護士を立てて離婚を求めたため、夫も諦めたようで、離婚にはすぐに同意しました。
このように、本人同士で話していても離婚が進まない場合、弁護士を立てることで、一気に離婚が進むことがあります。
また本件は、自宅の評価額が争いとなり、当初夫側は、自分が取得した査定書の金額に強く固執していましたが、粘り強く交渉することにより、最終的に妻が納得する金額で合意することができました。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。
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