離婚に応じない妻と調停で離婚が成立した事例(横浜市南区)


性別 年齢 相手年齢 職業 相手職業
男性 50代 40代 給与所得者
(会社員・公務員・パート・アルバイト等)
専業主婦・無職




 

離婚請求 同居中か別居中か 原因 未成年の子ども 手続き
求めた 別居中
(1年4か月)
ご相談者が出た
モラルハラスメント・精神的虐待・暴言
あり 調停



 

争点
  
■相手が離婚に応じない






 


事案


ご相談者は、妻から「死ね」「消えろ」「帰ってくるな」「ばか」「性格悪い」等の暴言を吐かれる等したことにより、離婚を決意しました。
別居後、ご自身で離婚協議を進めようとしましたが、妻は離婚の話に積極的に乗ってきませんでした。
もともと暴言を吐かれていて妻とのコミュニケーションには多大なストレスを伴ううえ、妻が離婚の話に積極的に乗ってこなかったことから、自分で離婚協議を進めることは困難と考え、横浜港北法律事務所の法律相談にお越しになりました。

 


解決


離婚調停を起こし、三回目の期日で離婚が成立しました。

 

離婚
弁護士介入前 応じない

弁護士介入後

調停で離婚が成立

 

 


弁護士の視点


本件は依頼を受けた時点で、別居から1年半ほど経過していました。
当事務所の弁護士から妻に、「事案」で書いたような離婚したい理由を伝える通知を送ったところ、妻にも弁護士がつき、離婚する意思はないと連絡がありました。

ここから先の進め方が本件のポイントですが、すぐに離婚調停を起こすのではなく、時間をおいてから離婚調停を起こしました。
その結果、三回目の期日で離婚が成立しました。

すぐに離婚調停を起こしていたら、おそらく妻は基本的に離婚に応じないという態度をとり、応じるとしても「高い条件を提示すれば考えてやる」というような高圧的な態度をとったと予想されます。

なぜ予想できるかというと、そのような対応をとられることが多くあるからです。

これに対し本件では、受任時点で別居期間が経過していたこともありますが、離婚調停を起こした時点で、離婚調停終了後すぐに訴訟を起こせば離婚が認められる状況であったため、妻は離婚調停で離婚の方向で話をすることに応じたのだと思われます。

その結果、本件では、他の事案と比べて、ご相談者にとって最小限のストレスで離婚に至ったと言えます。

もしすぐに離婚調停を起こしていれば、妻の高圧的な態度に多大なストレスを感じていたはずです。

別居前も暴言を吐かれ、離婚の過程でもストレスを感じるのでは、割に合いません。

また、離婚調停までの間、妻との離婚が進まないことで、日々、頭を悩ますかと、ご相談者に聞いたところ、そのようなことはなかったということでした。

最小限のストレスで離婚に至ったことにご相談者は大変満足していました。

 

 

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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。 離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。 当サイトにはじめてアクセスされた方はまずはこちらをお読みください。 弁護士紹介/ パートナーと離婚したい方へ/ パートナーに離婚したいと言われた方へ
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