夫が離婚に応じなかったが,調停を申し立てることで早期に離婚調停が成立した事例(令和7年7月)
性別 | 年齢 | 相手年齢 | 職業 | 相手職業 |
---|---|---|---|---|
女性 |
30代 |
30代 | 給与所得者 (会社員・公務員・パート・アルバイト等) |
給与所得者 (会社員・公務員・パート・アルバイト等) |
離婚請求 | 同居中か別居中か | 原因 | 未成年の子ども | 手続き |
---|---|---|---|---|
求めた | 同居中 |
モラルハラスメント・その他 |
あり | 調停 |
争点 |
■相手が離婚に応じない |
事案
相談者は、避妊なしの性行為を強要されたこと、妊娠後に「(出産を)諦めようか」と言われたこと、外出中の行動を監視する、強い力で腕を掴む、頻繁にため息をつく、ドタドタと足音をたて、ものを乱暴に置くといったモラハラ行為を受け、耐えられなくなり、離婚を決意し、相談にお越しになりました。
解決
調停を申し立てることで早期に離婚調停が成立しました。
離婚 | |
---|---|
弁護士介入前 | 応じない |
弁護士介入後 |
調停で離婚が成立 |
弁護士の視点
離婚を求める通知を送った後、早い段階で夫に弁護士がつき、弁護士を通じて、復縁を希望していると連絡してきました。
一般論として、相手に弁護士が付いた方が離婚の方向で進みやすくなりますし、離婚条件の話し合いもスムーズにできるようになります。相手が弁護士を立てることに脅威を感じる人がいますが、実際はそんなことはないということです。
本件では、相手が離婚に応じないことから、すぐに離婚調停を申し立てました。調停が始まると、早い段階で夫は離婚に応じ、離婚条件の話になりました。
双方に弁護士が付いていたことにより、財産分与や養育費についても比較的スムーズに話し合いが進み、三回目の期日に離婚が成立しました。
自分が弁護士を付けると、相手も弁護士をつける可能性が高まりますので、離婚をスムーズに進めたい方は、まずは弁護士に相談することをお勧めします。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。
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