モラハラ夫の攻撃が止まらない理由とは?罪悪感を持たずに離婚へ踏み出すための心理と対策

1 モラハラ夫に「痛みの共有」は通用しない|苦しみを訴えても攻撃がエスカレートする理由

「心のブレーキ」が存在しない

他人を攻撃すると、普通は自分の心も痛むものです。
これは、人間が社会的な動物であるため、他人を攻撃する行動に脳がブレーキをかけるように進化してきたからだと思われます。

 

モラハラ被害者は、そういった普通の人たちの間で生活してきたため、なにより被害者自身がそういうタイプなため、「他人を攻撃すると自分の心も痛むはず」と思い込んでいます。
被害者は、それが当たり前だと思っており、他人を攻撃しても自分の心が痛まない人がいることが想像できません。

 

苦しみをアピールするほど夫のモラハラは悪化する

そのため、モラハラ被害者は、モラハラ加害者から攻撃を受けた時、苦しみを訴えることで加害者の心にブレーキがかかり、攻撃が弱まることを期待してしまいます。

 

しかし、モラハラ加害者の脳には、そのようなブレーキがありません。
そのため、被害者が苦しみを訴えても、攻撃が弱まることはありません。

 

むしろ、攻撃が効いていることがわかるため、加害者の攻撃はエスカレートします。

 

「加害者に理解してもらうこと」を諦め、自分の感情を守る

そうならないためには、被害者はまず、他人を攻撃しても心が痛まない人間がいると認識することです。
そして、加害者に苦しみを訴えることで加害者の行動を止めようという発想は持たないことです。

 

理不尽な攻撃を受けた場合は、どこかで納得できない気持ちを感じているはずですので、その自分の気持ちにフォーカスすることが大事です。

 

モラハラ加害者の攻撃は、被害者を動揺させて支配することが目的ですから、自分の気持ちのフォーカスし、攻撃が理不尽なものであるとの確信を持つことができれば、攻撃は効果がなくなります。
攻撃の効果がないことを示すことができれば、攻撃は止まります。

 

2 なぜモラハラ夫の説教は深夜まで続くのか?

長時間の説教は「怒り」ではなく「支配欲求」が原因

被害者からはよく、夜中まで説教が続いたという話を聴きます。

 

被害者からすると加害者は激しく怒っているようにしか見えないと思いますが、それほど長時間怒りが続くことなど生物学的にみてあり得ません。

 

したがって、加害者は怒ってるわけではないということは間違いありません。

 

では、なぜ加害者は「怒っているかのような態度」を続けるのでしょうか。

 

これは、支配のために他なりません。

 

相手を屈服させて得られる「全能感」と「脳内快楽」

ただし、支配のためと言っても、加害者は、「支配するためには怒っているかのような態度を長時間とり続けるのが有効だ」などと考えながら行動してるわけではありません。

 

「怒っているかのうような態度」をとることで、相手がビクビクオドオドし、謝罪し、服従したような態度を見せ、絶対的優位に立つと、加害者は全能感を得て気持ちよくなります。

 

気持ちいいから、長時間続けるのです。

 

怒られている被害者が罪悪感を持つ必要は一切ない

被害者から見ると、「加害者は強いストレスを感じた結果激しく怒っている」ように見えますが、逆なのです。
加害者は、怒ったような態度をとり続けながら、その脳の中ではドーパミンが出まくって超気持ちよくなっているのです。

 

そう考えるとバカバカしく思えてきます。

 

少なくとも、被害者は、自分が悪いと感じる必要はありません。
そして、ビクビクオドオドして服従した態度をとると、加害者の攻撃がかえって止まらなくなるということをまずは理解することが大事です。

 

3 モラハラ夫の暴言・説教を終わらせる方法|被害者が「罪悪感」と「恐怖」を手放すべき理由

加害者の攻撃欲求を刺激する3つの心理的要因

モラハラ加害者の問題点として、一度攻撃を始めると止まらず、長く続くという点があります。

 

普通の人は、キレてしまっても、相手が怖がっていたり、悲しそうな顔をしているのを見ると「かわいそう」と感じ、相手の痛みが自分の心に伝わって来て、攻撃にブレーキがかかります。

 

モラハラ加害者は、このブレーキが効かないから攻撃が続くのです。

 

モラハラ加害者は、相手が怖がっているとむしろ喜びます。
相手が怖がっているのは自分の支配力が及んでいることの証明だからです。
そもそも攻撃の目的が支配である点が普通の人と異なっています。

 

また、モラハラ加害者は、相手を軽く見ている結果、相手の痛みがわからないというのもあります。
被害者の価値が客観的に低いわけではありませんが、優位に立ちたい気持ちが強い加害者は、相手の価値を実際より低く見ようとします。

 

「自分が悪い」という態度を捨てて攻撃を遮断する

さらに、攻撃を正当化することで攻撃にブレーキがかかりにくくなります。

加害者の正当化の理屈は間違っているのですが、被害者が罪悪感を感じやすいタイプで、「私が悪い」という雰囲気を出してしまうと、加害者の正当化を強めてしまいます。

 

以上から、被害者が過度に怖がらないこと、過度に下手(したて)に出ないこと、自分が悪いと感じないことなどが、加害者の攻撃を弱めるためには有効と言えます。

 

4 まずはご相談ください

私は、これまで、350件以上のモラハラ案件の依頼を受け、実際に300人以上のモラハラ加害者と対峙し、10年以上にわたりモラハラを分析してきました。
それにより、モラハラ加害者の特性を完全に理解しています。

 

また、これまでに1500人以上のモラハラ被害者の相談に乗り、実際にその悩みを解決してきました。

 

当事務所では、離婚に至る過程でのストレスを最小限にすることを目指しています。

 

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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。 離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。 当サイトにはじめてアクセスされた方はまずはこちらをお読みください。 弁護士紹介/ パートナーと離婚したい方へ/ パートナーに離婚したいと言われた方へ
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