モラハラ夫に疲れた妻へ|夫に振り回されず、自分を取り戻すための3つの考え方

1 モラハラ夫の言動を考え続けても意味がない|夫の機嫌や怒りに振り回されない考え方

モラハラ夫が突然キレると、妻は理由を考え続けてしまう

そんなこと言われなくてもわかってるという人のために、「考えないようにしましょう」と言うだけではなく、なぜ考えてしまうのかを深く考察してみます。

モラハラ加害者は、被害者が予期していないタイミングで突然キレ出したりします。
そうすると、被害者は、「なんでキレるんだろう」と延々と考えてしまうことがあると思います。

 

モラハラ夫に怒鳴られると、冷静に考えられなくなる

延々と考えてしまう状態は、突然キレられることにより、脳が脅威と受け止め、思考を司る前頭前野よりも先に扁桃体が反応し、思考力が失われ、いわば脳が乗っ取られている状態と言えます。

その状態では、「なんで」と考えても意味がありません。思考を司る前頭前野が正常に機能していないからです。 ですから、その前の段階で、脳が乗っ取られないようにすることが必要です。

脳が脅威と受け止めるのは、大声を出されることで恐怖心を生じたり、被害者の行為を責められることで罪悪感を生じたりするからです。

 

夫の怒りを自分の責任だと思わず、違和感を大切にする

そうならないためには、加害者がキレた時に「キレるのはおかしい。お前は間違っている。正しいのは私だ」という確信を持てるようになることが有効です。

急にそんな確信を持てないという場合は、「おかしい」という違和感に気付き、それに意識を集中することから始めるとよいです。

またそもそも、加害者は支配のための威嚇行動をしているだけであり、キレる理由など存在しませんし、当然被害者には原因はありません。

この確信を強化することで、「なんで」と考えても意味がないと理解することが有効です。
この確信を強化するためには、自分は悪くないということを都度確認するとよいです。

 

2 モラハラ夫は特別にすごい人ではない|夫を必要以上に大きく見ないことが大切

モラハラ夫を必要以上にすごい人だと思ってしまう心理

普通と言っても、思考が常識的という意味ではありません。

モラハラ加害者は異常な思考パターンを持っていますから、その意味では到底普通とは言えません。
敢えて「普通の人」と言ったのは、「すごい人」ではないと強調するためです。

モラハラ被害者が加害者の話をする時、「頭が良くて弁が立つから弁護士も負けてしまうのではないか」、などと褒め称えることがよくあります。
「自分の配偶者こそ日本一のモラハラ加害者なんだ。すごいんだ」と、自慢大会でもしているかのように、嫌いなはずの自分の加害者を多くの被害者が褒め称える、という奇妙な現象が起きています。

 

モラハラ夫は映画や漫画の悪の大魔王ではない

被害者の話を聞いていると、加害者は、まるで、映画や漫画に出てくる悪の大魔王かのようです。
被害者からすれば、自分がすごく悩んでいる以上、例えマイナス方向だとしても相手が大きな人物であってほしいという複雑な心理があるのかもしれません。

しかし、冒頭で述べた通り、モラハラ加害者は普通のおじさん・おばさんです。

 

モラハラ夫を過大評価せず、自分の選択肢を考える

私は、数百人のモラハラ加害者と交渉等をしてきましたが、加害者を「特別に能力が高いすごい人だ」感じたことはありません。

注意しておきますが、能力が劣っているという意味ではなく、モラハラ加害者を馬鹿にしているわけではありません。あくまで、「特別にすごい」と感じたことはない、という意味です。

いずれにせよ、モラハラ加害者は「特別なすごい人」ではありませんので、過度に大きく見過ぎることがないようにしましょう。

 

3 モラハラ夫の不機嫌は妻の責任ではない|機嫌を取ることも謝ることも必要ない

モラハラ夫の不機嫌に振り回され、謝ってしまう妻の心理

モラハラ加害者はキレたあと、しばらく不機嫌が続くことが多いです。
気付いたら不機嫌になっている、という人もいます。
ドアをバタンと閉めるなどして、自分の不機嫌をアピールする人もいます。
自室に引きこもる人もいます。

被害者にとっては、いやな時間です。

被害者が不倫しまくったなど、相手が不機嫌になっても当然というほど悪いことをしたのであればわかりますが、被害者はちょっとしたきっかけを作ったくらいでそれほど悪いことをしていませんから、余計混乱します。

 

夫の機嫌を直すために謝っても、不機嫌が続くことがある

もともと対立が苦手な被害者は、「早く不機嫌が治らないかな」と考え、悪いと思ってないのに謝ったりします。

被害者からすれば、本当は悪いと思ってないのだから、かなりの歩み寄りを見せていることになります。
被害者は、早く不機嫌を治してもらって、穏やかな時間に戻りたいだけです。

ところが、被害者がせっかく下手(したて)に出てあげてるのに、モラハラ加害者は、調子に乗り、不機嫌を続けたり、無視したりします。

 

モラハラ夫の不機嫌は夫自身の責任と考える

このように不機嫌が続いた時、がっかりせず、「不機嫌を続けるのは加害者の責任だ」と考えるようにするとよいです。
「不機嫌を治すことに責任を持つ必要はない」と言い換えてもよいです。

加害者は、不機嫌を続けたくて続けているのです。
被害者がそれほど悪いことはしていないという客観的事実に照らせば、そうとしか考えられません。

加害者が不機嫌を続けるのは、それが気持ちいいからであって、いわば趣味のようなものです。 泣ける映画を観て泣くのと似たようなものですから、したいようにさせておけばよい、と考えましょう。

 

4 まずはご相談ください

私は、これまで、350件以上のモラハラ案件の依頼を受け、実際に300人以上のモラハラ加害者と対峙し、10年以上にわたりモラハラを分析してきました。
それにより、モラハラ加害者の特性を完全に理解しています。

 

また、これまでに1500人以上のモラハラ被害者の相談に乗り、実際にその悩みを解決してきました。

 

当事務所では、離婚に至る過程でのストレスを最小限にすることを目指しています。

 

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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。 離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。 当サイトにはじめてアクセスされた方はまずはこちらをお読みください。 弁護士紹介/ パートナーと離婚したい方へ/ パートナーに離婚したいと言われた方へ
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