妻に不貞がありながらも、モラハラ夫に対して離婚を求め、親権者を妻とし、夫からの慰謝料請求なしで協議離婚が成立した事例(横浜市青葉区)
性別 | 年齢 | 相手年齢 | 職業 | 相手職業 |
---|---|---|---|---|
女性 | 40代 | 40代 | 給与所得者 (会社員・公務員・パート・アルバイト等) |
法人経営者(会社社長・開業医等)・自営業 |
離婚請求 | 同居中か別居中か | 原因 | 未成年の子ども | 手続き |
---|---|---|---|---|
求めた | 同居中 |
モラルハラスメント・精神的虐待・暴言 当方有責 |
あり | 協議 |
争点 |
■親権・監護権 ■養育費 ■慰謝料 |
事案
ご依頼者は、夫のモラハラに耐えられず、夫と離婚をしたいとのことで、ご相談にお越しになりました。
ご依頼者は、夫から「俺が稼いでる」「ダメ」「クソ」「プリン脳」などといった暴言を吐かれていました。また、ご依頼者は、自分が不倫をし、有責配偶者であることから、夫の交渉に不安があるということで、当事務所にご依頼され、当事務所が代理人として夫と交渉することになりました。
解決
交渉の結果、ご依頼者が子ども2人の親権者となり、夫は養育費を月額8円払い、夫はご依頼者に対して慰謝料を求めない、という内容の協議離婚が成立しました。
親権 | 養育費 | 慰謝料 | |
---|---|---|---|
弁護士介入前 | 夫は親権者となることを希望していた | 提示なし | 夫から妻に対して慰謝料を請求すると主張していた |
弁護士介入後 |
妻が親権者となった |
月額4万円(1人あたり、合計8万円) |
慰謝料の請求はなしで離婚が成立した |
弁護士の視点
ご依頼者は、夫からのモラハラを理由として、離婚を求めていました。
夫はご依頼者の不貞を理由に、子どもの親権を夫とするのであれば、慰謝料を請求しない(親権が欲しければ慰謝料を払え)と主張してきました。しかし、ご依頼者としては、子どもの親権を譲る意思はなく、その条件では離婚には応じられませんでした。
そこで、親権を譲る意思はないことを明確に伝えるとともに、夫に対し、婚姻費用を請求しました。その結果、夫は親権はあきらめ、面会交流について取り決めすることで、離婚の合意に至りました。
予想された財産分与が、慰謝料と同程度か、少し超える程度であったため、早期解決を重視し、財産分与も慰謝料もなしで終わらせました。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。
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