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不倫をした夫と、解決金として１１００万円を受け取る内容で訴訟で和解離婚が成立した事例（横浜市青葉区）

性別	年齢	相手年齢	職業	相手職業
女性	４０代	４０代	専業主婦・無職	給与所得者（会社員・公務員・パート・アルバイト等）

離婚請求	同居中か別居中か	原因	未成年の子ども	手続き
求めた	同居中	モラルハラスメント・精神的虐待・暴言性格の不一致・その他明確な原因なし配偶者の浮気・不倫・不貞行為	あり	訴訟

争点

　　■相手が離婚に応じない
　　■養育費
　　■財産分与
　　　・金融資産
　　　　（預貯金・保険・株式等）
　　　・不動産
　　■慰謝料

1 事案
2 解決
3 弁護士の視点
- 3.1 弁護士松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
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事案

ご相談者である妻は、夫からカイロを投げつけられたり、「出て行け」「離婚しよう」などと言われたことをきっかけに、離婚を決意しました。
が、ご相談者は、夫が別の女性と不倫していることを調査により知っていたので、このことも当然、離婚を決意する理由となりました。
ご相談者は、夫に対する恐怖心も強く、直接離婚の話をすることができなかったため、横浜港北法律事務所の法律相談にお越しになりました。

解決

算定表上適正な金額の養育費を受け取り、解決金として１１００万円を受け取る内容で訴訟で和解離婚が成立しました。

	離婚	養育費	財産分与
弁護士介入前	応じない	一人につき月額６万５０００円	妻の取り分を４割とする
弁護士介入後	訴訟で和解離婚が成立	一人につき月額７万５０００円、合計月額１５万円	解決金として１１００万円を受け取る

弁護士の視点

妻が弁護士をつけて離婚意思を伝えると、夫は離婚に応じる意思はないということで夫婦関係の修復を求めて来ました。
ここからわかることは、夫が、出て行けとか離婚しようなどと言ったのは全く本心ではなかったということです。

モラハラ夫は、離婚する気がないのに、このようなことを言う場合が多いです。
離婚する気がないのにこのようなことを言うこと自体が、妻に対する攻撃でありモラハラ行為と言えます。

相談者である妻は、離婚しようと言われたから離婚する気になったのではなく、このような夫によるモラハラ行為や不倫があったため、もともと離婚したいと思っていました。

離婚調停で夫は、離婚したくはないが、どうしても離婚したいと言うのであれば、養育費を子ども一人につき６万５千円を支払うこと、財産分与で妻の取り分を４割とすること、夫の財形貯蓄を財産分与の対象から外すこと、不倫の慰謝料は支払わないことといった条件であれば離婚に応じると述べました。

夫が提示した条件は、妻に不利な内容であったことから、その条件を蹴って調停を不成立にし、離婚訴訟を提起しました。
その結果、養育費は一人につき７万５０００円、財産分与は財形貯蓄も対象に含めた上で５対５とし、不倫の慰謝料も含めた解決金として１１００万円が支払われることとなりました。

モラハラ夫は、離婚に消極的な場合がほとんどなのですが、離婚に応じる場合でも、なぜか「離婚に応じてやる」と言わんばかりの高圧的な態度をとることが多いです。
それに対して当横浜港北法律事務所では、離婚に応じて下さいと下手に出て安易に条件まで譲歩することはしません。
別居までさんざん夫から苦しめられた上に、離婚する過程でも下手に出ることは耐えがたいストレスと考えられるからです。

本件では、夫からの不当に低い条件提示を蹴り、訴訟提起をした結果、約５か月で妻が納得する条件での解決に至りました。

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弁護士松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。当サイトにはじめてアクセスされた方はまずはこちらをお読みください。弁護士紹介／パートナーと離婚したい方へ／パートナーに離婚したいと言われた方へ