「離婚したら死ぬ」と言うモラハラ夫
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モラハラ夫は、離婚するなら死ぬ、と言うことがあります。これまでに20人以上はそういう話を聞きましたが、実際にそういう行動をとった人はいません。
つまり、脅しということです。
モラハラ夫は、相手の恐怖心と罪悪感を利用して相手をコントロールするのですが、死ぬというのは、罪悪感を植えつけるための脅しですね。
脅しなので、実行はしません。
過去の例では、妻が心配して見に行ったら、リビングでのほほんとテレビを見てたとか、友達とバーベキューをしてたということがありました。
私も最初の頃は、本当にそうなったら‥という気にわずかながらなりましたが、あまりに死ぬ死ぬ詐欺をする人が多いので、今では死ぬと言われても何にも感じなくなってしまいました
モラハラ被害者の妻は、責任感が強いので、私のせいで死んだらどうしようと、非常に心配する人が多いです。
夫は妻のそういう性格をわかって、無意識にコントロールしようとしてるんですね。
ですが、果たして妻のせいでしょうか?
そもそも死ぬことはないのですが、死なないから大丈夫ではなくて、自分のせいではないと考えることが大事です。
自分のせいだと感じてしまうことを利用されてるので。
私のように何も感じない人には、そういう脅しはしてこないと思います。
ふーん、だから?で終わってしまいますので
モラハラ被害者は良い意味でも悪い意味でも、自分で状況を改善できるという感覚を持った努力家が多いんですね。
相手が悪い状況に陥っても私にはどうしようもない、私には責任はない、と考えることが、相手からコントロールを受けないためには大事です。

弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

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