モラハラ加害者は、攻撃すると気持ちいいから攻撃する
モラハラ加害者は、配偶者が悪いことをしたからではなく、攻撃すると気持ちいいから、攻撃します。
そういう意味で、学校などにおけるいじめと構造が似ています。
もっとも、妻は、好きで結婚した夫からいじめを受けるなんて思ってもいません。
そのため、最初は、自分に不満があるのだろうと考えて、改善の努力をします。
しかし、その努力が実を結ぶことはありません。
自分に原因がないので、改善しようがないのです。
そういう努力を長い間続けた挙句、気付きます。おかしいのは夫なのだと。
この、気持ちいいから攻撃する、という状況ですが、普通は夫婦間でそんなことが生じるなんて考えにくいです。
しかし、多くのモラハラ被害者の話を聞いてると、悪いことをしていないのに繰り返し攻撃を受けていることから、気持ちいいから攻撃してるとしか考えられないとの結論に至りました。
そうでないと、起きていることの説明ができないと考えました。
最近読んだ本に、これを裏付けるアメリカでの実験結果が載っていました。
いじめ歴がある少年は、他人が苦しんでる場面を見ると、脳の快感に関係する領域が活性化したというのです。
夫婦でも同じで、夫は、妻を攻撃するきっかけがあれば、それを口実に、攻撃して気持ちよくなります。
理由はなんでもよいのです。
気持ちいいから、同じことを繰り返します。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
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