モラハラ夫は外ではいい人で通っている
モラハラ夫・妻は、外ではいい人で通っている場合がほとんどです。
「外面(そとづら)がいい」のです。
これが、モラハラを受けている人の苦しみを増やす一因となっています。
モラハラを受けている人からすれば、モラハラ夫・妻が、外でも同じようなモラハラ的言動をして、みんなが、「あいつはひどい人間だ」と思っていれば、まだ気持ちが救われます。
しかし、実際はそうではなく、周りの人から、「いいご主人ですね」などと言われたりします。
家庭ではひどいことをされている妻からすれば、周りの人から「いいご主人ですね」と言われると、自分の気持ちの持っていき場がない状態になることが想像されます。
誰もわかってくれないと感じ、誰にも相談できない状態になり、孤独も感じると思います。
親しい友人に、思い切って夫のモラハラのことを打ち明けると、「あの穏やかな夫がそんなことするなんて信じられない」と言われることも多いようです。
ケースによっては、自分の親さえ、モラハラ夫・妻の問題に気付きません。
モラハラを受けている人が親に相談しても、まったく理解してくれず、「そのくらい我慢しろ」と言われることもあります。
特に、モラハラ被害者の両親は、少なくともその一方が同じようなタイプであることが多いです。
そのような親は、「人様」「他人様」である夫ではなく、自分の身内である娘が悪いと感じてしまう傾向があります。
自分の親にすら理解してもらえない状況になれば、孤立無援の心理状態になるかもしれません。
※モラハラ被害者の両親は、二人とも被害者タイプの場合と、一人が加害者タイプで他方が被害者タイプのいずれかの場合が多いです。加害者タイプの親は、外に対しては強いので、モラハラ夫と離婚したいという気持ちを一度理解してくれると、強い味方になることもあります。
そうして、家庭内で、一人で長い間悩み続けた末に、横浜あおい法律事務所の弁護士に相談に来るという方もいます。
横浜あおい法律事務所事務所の弁護士は、モラハラ離婚を多数取扱い、モラハラ状況に関する深い理解を有していますので、一人で悩み続けず、離婚の法律相談にお越しいただければと思います。
弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
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