年金分割なしでなければ離婚に応じないと言っていたモラハラ夫との協議離婚が早期(9か月)に成立した事例(横浜市旭区)


性別 年齢 相手年齢 職業 相手職業
女性 60代 60代 専業主婦・無職
(会社員・公務員・パート・アルバイト等)
給与所得者
(会社員・公務員・パート・アルバイト等)




 

離婚請求 同居中か別居中か 原因 未成年の子ども 手続き
求めた 別居中
(1年7か月)
依頼者が出た
モラルハラスメント・精神的虐待・暴言 なし 協議



 

争点
  ■相手が離婚に応じない
  ■その他(年金分割)




 


事案


ご依頼者は、夫に「なに威張ってんだ」「お前なんかいらねえから」「いらねえからどっかいっちまえ」といった暴言を吐かれたり、突き飛ばされたりしたことがありました。
ご依頼者が耐えられずに別居したところ、夫から「仕事を辞めるから生活費を払えなくなる」と連絡があり、「戻って一緒に暮らすか、離婚するか、既に独立している子供と一緒に暮らすか、選んで欲しい」という連絡がありました。ご依頼者が離婚すると答えたところ、夫は、自ら離婚という選択肢を提示しておきながら、離婚するつもりはないと言いました。
そこで、ご依頼者は困ってしまい、夫から暴言を吐かれたりしてきたため、夫と直接交渉することに恐怖心があるということで、横浜港北法律事務所の無料相談にお越しになりました。



解決


年金分割の按分割合を0.5とする内容での協議離婚が成立しました。

 

離婚 年金分割
弁護士介入前 応じない 提示なし

弁護士介入後

協議で離婚が成立した

按分割合を0.5とする内容で協議離婚が成立








弁護士の視点

 

弁護士介入前、夫は、ご依頼者に対し、自分から「一緒に暮らす」「離婚する」「子供と一緒に暮らす」という三択を突き付けました。夫は、自ら離婚という選択肢を提示しておきながら、依頼者が「離婚する」を選択すると、離婚する気はないと言いました。
この夫の行動は、普通の人の感覚からすると、わけがわからないということになりますが、モラハラ夫によくある行動パターンです。モラハラ夫は、離婚したいと思っていません。なぜなら、妻は、何も悪いことをしていないからです。妻が何も悪いことをしていないにもかかわらず、夫が妻を攻撃するという異常な状況が、モラハラ夫婦の間では起きており、これが最大の問題ということです。
夫が妻を攻撃する根拠は夫の中にあるということになりますが、それを特定する必要は必ずしもありません。私の分析では、それは、根本的なコンプレックスだったりすると考えていますが、とにかく、モラハラ夫の中には、得体のしれない「ナニカ」があり、何も悪いことをしていない妻に対して攻撃を続けているのです。そして、妻を苦しめているという自覚もありません。
本件において、離婚という選択肢を突き付けたのは、妻が離婚したいほど苦しんでいることに気付いていない夫が、離婚を突き付けられると妻は困るだろうと考え、妻に対する攻撃の言葉として発していた、ということになります。

弁護士介入後も、夫は離婚に消極的でした。見るべき財産はなかったため、離婚条件としては年金分割だけでしたが、夫は離婚になかなか応じませんでした。
途中、夫は、年金分割なしであれば離婚に応じると提案してきました。しかし、いくら早く離婚したいと言っても、年金分割をなしにすることはできませんので、その提案は拒否し、訴訟もやむなしという姿勢を見せました。すると、相手に弁護士がつき、年金分割をして離婚する条件で離婚に至りました。訴訟も辞さずという強気の姿勢をとったことが、結果的に早期の離婚につながったと言えます。

 ≫≫解決後にいただいたご依頼者様の声はこちら



The following two tabs change content below.
アバター

弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)

当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。 離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。 当サイトにはじめてアクセスされた方はまずはこちらをお読みください。 パートナーと離婚したい方へ/ パートナーに離婚したいと言われた方へ
モラハラ離婚で弁護士をつけるべき理由タイミング
モラハラ離婚で弁護士をつけるべき理由タイミング