モラハラ夫のことで悩んでいる方へ

なぜ離婚したいと思うのか

 

(1)外では普通の人で通ってる

 
モラハラ夫は、家庭の外では、普通の人で通っている場合がほとんどです。
 
そんな普通の人とのことで、なぜ、離婚したいと思うほど悩むのでしょうか。
 

(2)針のむしろに座っているような生活

 
モラハラ夫は、妻の言動に注目し、妻が何かしたり言ったりするたびに、いちいち、非難したり、とがめたり、責めたり、不満を表明したりするので、妻は、常に針のむしろに座っているような心理状態におかれ、気が休まる暇がありません
 

(3)モラハラ被害者の3つの苦しみ

 
モラハラ被害者に特有の3つの苦しみとして、原因がわからない、永遠に続く、周りから理解されない、というものがあります
 
夫がキレている原因がわからないと、どこに地雷があるかわからず、何をしてもキレられるように感じ、気が休まりません
実は、これは、夫がキレる原因は妻になく、夫自身の中にあるからなのですが、直接不満をぶつけられている妻は、そのことに気付けません
しかし、妻は、客観的にみて、何ら悪いことをしていないのですから、原因が妻にないことは明らかです
 
妻に原因がなく、夫は、自分の中にあるコンプレックスから来るストレスを発散するためにキレています
そのため、妻を責めている、妻を苦しめているという自覚が少ないか、まったくない場合がほとんどです
自覚がないから、反省することもなく、永遠に続きます
 
妻の言動がきっかけで、夫は、元々自分の中にあったストレスを発散させるので、ちょっとしたきっかけに対して、それに見合わないくらい過大にキレます
つまり、キレる程度が大きいことが問題なのです
逆に言えば、程度の問題だから、他人からすると、夫婦喧嘩との区別がつきにくいという問題があります
モラハラ被害者の親でさえ、被害者が悲痛な苦しみを訴えても理解することができず、「どこの夫婦にもあることだから我慢しろ」などと言い、被害者は追い詰めれていきます
 

なぜ、離婚を進めるのに悩むのか

 
離婚したいと思ったら、夫に対して「離婚したい」と冷静に話を持ち掛ければよいのですが、夫に離婚を切り出す前に、悩む人が多いです
中には、何年も悩み続ける人もいます
 
これは、モラハラ夫に対して「離婚したい」と切り出すと、モラハラ夫は、離婚に反対し、怒り出すのではないかと恐れているからです
 
妻は、モラハラ夫に対して恐怖心を抱いていたり、日頃から言動を支配されていたりすることから、モラハラ夫と意見が対立することを避けよう、避けようとします
 
普段から夫との力関係で不利な立場に置かれ、対等に話をするイメージが持てません
 
この、離婚するか否かで対立が生じるという点と、対等に話ができないという点が、
モラハラ夫との離婚の特徴です
 

離婚を悩む理由の見極めが大事

 
離婚を悩んでいる理由が、「離婚を切り出すのが怖い」というだけなら、離婚すべきだと考えます
 
なぜなら、その場合、夫が怖くて自分の自由を制限していることになってよくないですし、代理人をつけることで、夫への恐怖心を取り除くことができるからです
 
ですから、その場合は、既に離婚を決意していることになりますので、ご相談いただければ、有益なサポートができるはずです
 
これに対し、「離婚を切り出すのが怖い」というだけでなく、その他の要素(夫への愛着がある、子どものため、経済的不安など)があるために離婚を悩んでいるという場合、当事務所では、「離婚の決意を後押し」することはしていません
 
当事務所としては、どんなに夫のモラハラがひどくても、本人が離婚を決意していない場合に、「そんなにひどいモラハラ夫とは離婚した方がよいです!」とは言えません
 
離婚を決意している人のご相談を受けて初めて、「夫のモラハラに対する評価や分析」をすることになります
 
ですから、離婚を決意してない時点でご相談を受けると、かえって、相談者の方に、「モラハラについて理解してもらえなかった」という印象を与えかねません
 
これは、当事務所は、モラハラ自体の相談を専門にしているものではなく、「モラハラを原因とした離婚」を専門としているからです
 
以上のことから、離婚を悩む理由をよく見極め、それが夫が怖いという理由だけであり、それ以外の理由は自分の中でケリをつけた、弁護士のサポートを受けて離婚を進めたい、となってから、ご相談いただいた方が、当事務所の経験や知識を有益に活用できると思います