別居後の生活のことだけ前向きに考える
当事務所では、依頼者の方には、別居後は、別居後の生活だけを考えればよい、とアドバイスしています。
離婚の問題(離婚原因や財産分与など)は、基本的に(養育費等を除き)、別居前の関係を清算するものです。
そのような過去の問題の処理は、代理人弁護士に任せてもらい、本人には、別れることになる相手のことではなく、本人にとってずっと大事な、別れた後の未来のことを考えるようにアドバイスしています。
別の記事で書いたとおり、別居は自分の意思でできます。
また、離婚意思があれば、いずれは100パーセント離婚になります。
別居は自分の意思でできる、離婚意思があれば100パーセント離婚できる、そして、別居したら、離婚後の未来のことだけ考えればよい、となれば、前向きな気持ちになりませんか?
同居し、離婚したいと悩んでいる時は、「相手が離婚に応じなかったらどうしよう」と暗い気持ちになるかもしれません。
そういう時は、当事務所にご相談ください。
上記のような方針でアドバイスし、前向きな気持ちになってもらうように心掛けています。
私がこのような方針をとるようになったのは、数多くのモラハラ事案を取り扱っているうちに、「どうすればモラハラ被害者を前向きにできるか」と考え続けた結果です。
一朝一夕で持てるような対処方針ではないと思っています。
当事務所は、離婚までのストレスをできる限り少なくする、という方針をとっています。
弁護士の中には、モラハラ加害者と徹底的に戦う、という方針をとっている方もいると聞きます。
その方針に賛同した方がその弁護士に依頼し、その弁護士と一緒に別居後も徹底的に戦う、ということを、もちろん否定するものではありません。
当事務所も、戦う必要がある場面ではもちろん戦いますが、必要以上に戦うことで依頼者にストレスがかかるのであれば、本末転倒と考えています。
モラハラ被害者は、離婚を決意するまでの間に、悩みに悩んでいる方が多いです。
そのため、当事務所では、離婚を決意し、別居した後は、弁護士に任せていただき、ストレスをできるだけ少なくし、別居後の生活だけを考えて前向きに進んで欲しいと考えています。
私は、モラハラ加害者と結婚したことは、自然災害に遭うようなものだと考えています。
モラハラ加害者は、意味があって被害者を攻撃しているわけではありません。
ですから、何の意味があるのかを考えるのは、不毛なことであり、いくら考えても、未来につながるような意味のある答えは出ません。
理由もなく攻撃してくる人間が、この社会の中には潜んでいるということです。
過去に起きたことの意味を考えるよりも、未来に目を向けることを勧め、前向きに進んでいけるように手助けをしたいと考えています。
このような当事務所の方針に賛同されましたら、是非当事務所にご相談ください。
弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
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