モラハラ夫と離婚するには
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モラハラ夫との離婚を考えた場合、まずは別居を検討すべきです。モラハラ状況にない夫婦であれば、同居したまま話し合うことで、離婚の話がスムーズに進む可能性もあると言えますが、モラハラ夫が相手だと、建設的な話合いは期待できません。 モラハラ夫は離婚に消極的なことが多いため、離婚を思いとどまらせようとします。そのため、怒り出して恐怖心を生じさせたり、子どもがかわいそうなどと言って罪悪感を生じさせたりして、離婚を断念する方向にコントロールしようとします。このような相手と離婚に向けて話合いを進めるのは極めて困難です。 |
目次
別居を検討する
夫との離婚を考えた時、まずは離婚を考えていることを夫に伝え、話し合おうと思うのは、通常であれば至極真っ当な行動と言えます。
通常の夫婦であれば、夫の言動が原因で離婚を考えるほど苦しいと伝えれば、夫が反省して関係が改善するかもしれません。
しかし、相手がモラハラ夫の場合はこうはいきません。
モラハラ夫は、自分の言動で妻を苦しめている自覚がありませんから、妻が苦しいと伝えても、モラハラ夫からすれば、自分の何が問題なのかがさっぱりわかりません。
そこに、劣等感の強さが相まって、モラハラ夫は、自分が責められていると受け止めます。
そのうえ、モラハラ夫は、基本的に離婚に消極的です。
相手を苦しめてる自覚がない人が、自分が責められてると受け止め、かつ離婚したくない場合、キレるという行動に出ることが多いです。
「俺が悪いのか」とキレることで妻に恐怖心・罪悪感を生じさせれば、離婚したい気持ちを潰せるかもしれないからです。
そのほか、子どもがかわいそうだと言って罪悪感を生じさせることもあります。
さらには、「離婚でいいよ。ただしお前一人で出て行け。子どもは渡さん」と言って脅したりします(典型的な脅し文句としてはほかに「お金は一銭も渡さない」とか「お前なんか社会じゃ役に立たないから離婚したら生きていけない」といったものがあります)。
以上の通り、相手がモラハラ夫の場合は、同居したまま離婚の話合いをするのは困難ですので、まずは別居を検討することをおすすめします。
別居を躊躇する場合の状況の整理
ご相談者の中には、自分が出て別居することをあまり想定せずにご相談にお越しになる方もいます。「相手のモラハラが原因で離婚の話をするのに、どうして自分の方が出なければならないんだ」という気持ちでいる人も多く、もっともなことだと思います。
別居するかどうかを考えるために、状況を整理する必要があります。
一つは、「離婚したら別居する」という当り前のことです。
同居したまま離婚の話をするのはストレスで、離婚が決まったら別居するわけですから、離婚の話をしている間同居する必要性は低いと言えます。
次に、相手を強制的に追い出すことができないということです。
いくら相手に出て行ってほしいと思っても、法的に強制することはできず、「出て行ってくれ」と頼むしかありません。
「出て行ってくれ」と頼んだ結果出て行ってくれればいいのですが、相手は出て行くとは限りません。
以上の通り、離婚の話を開始してから離婚するまで同居する必要性が低く、相手を強制的に追い出すことができないため、自分が出て別居することを検討することになります。
自宅の取得を希望する場合
自宅の取得を希望することを理由に、別居を躊躇する人もいます。
双方が自宅の取得を希望した場合、どちらが自宅を取得するかは、まずは話合いで決めることになりますが、話合いがつかなければ、最終的には裁判所が判断することになります。
自分が自宅を出て別居すると、自宅取得に不利に働くのではないかと思い、別居を躊躇するのは、よく理解できます。
この場合の判断は非常に厳しいものとなります。
自宅取得の希望と別居した方がよい理由とを総合的に考慮して、別居して進めるか、同居したまま離婚を進めるかを判断しなければなりません。
以上の通り、別居するか否かの判断は、様々な状況を考慮した専門的な判断が必要となりますので、別居前に離婚事件の経験豊富な弁護士に相談するのが有用です。
当事務所は、離婚事件の中でもモラハラに力を入れており、モラハラのことを熟知していますので、是非ご相談ください。
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弁護士 松平幹生(神奈川県弁護士会所属)
当事務所は、離婚に特化し、離婚問題全般に力を入れていますが、中でも、モラルハラスメントの問題の解決に積極的に取り組んでいます。
離婚で相談にお越しになる方の中には、モラルハラスメントで苦しんでいる方が多くいらっしゃいますが、そのような方が、その苦しみから解放されて自由になるため、力になりたいと思っています。
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